住友化学は2015年をもちまして開業100周年を迎えました。

これもひとえに関係各位のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

当社は、別子銅山(現在の愛媛県新居浜市)で行われていた住友の銅製錬事業において生じた煙害を解決するために、原因となる銅鉱石中の硫黄分を取り出し、それを原料に肥料を製造する「住友肥料製造所」としてスタートしました。

「環境問題の克服」と「農業振興への貢献」をともに目指して設立された当社は、社会の信頼に応えることを最も大切にするという「住友の事業精神」と、「自利利他 公私一如」すなわち、「自身を利するとともに事業を通じて広く社会に貢献していく」という考え方を、創業以来脈々と受け継いでまいりました。そして、この凛とした理念のもと、当社は、100年の間、時代の要請に応え、多様な事業を展開し、絶えざる技術革新で、人々の豊かな暮らしを支えてまいりました。

住友化学は、次の100年も、身のまわりの快適な衣食住の実現から、食糧、環境、資源・エネルギーといった地球が抱える課題の解決まで、化学の力で積極果敢に立ち向かっていくことで、社会から信頼されるグローバルな総合化学会社として成長し続けてまいります。

今後とも、皆さまのご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。