見に行こう!! 昼間のパパ

千葉工場

住友化学の千葉工場で働いているお父さん(小林さん)のところに愛弥さん、真也くん兄弟に訪ねてもらい、"昼間のパパ"の仕事を見てもらった。
1998年11月7日「化学工業日報」より転載

小林愛弥さん 小林真也くん 小林 肇さん

小学校5年生(当時)
手芸部と水泳部に所属
将来の夢は美容師


小学校3年生(当時)
サッカーでキーパーをつとめる
将来の夢はサッカー選手


住友化学・千葉工場
第3製造部
ポリオレフィン課主任技師
(当時)

"身の回りの化学"はパパがつくっていた!!
真也 お父さんの会社って広いね。
パパ 約217万平方メートルといってもわからないな。東京ドームが46個と半分くらいの広さがあるといえば想像できるかな。
愛弥 大きい機械がいっぱい並んでる。港まであるのには驚いた!
パパ そうだね。今まで会社の運動会できても、グランドや体育館しかしらなかったものね。お父さんの会社では石油化学工業といって、石油からいろいろなモノをつくっているんだ。この前、テレビのニュースで事故で海岸にいっぱい流れついた黒い油をみんなが拾い集めていたのを見て、大変だねと家族でも話したでしょ。あれが原油というもので、あれからいろいろなモノがつくられているんだよ。
この"お米"みたいなものがファミコンになるの?!
愛弥 お父さんは何をつくっているの?
パパ プラスチック製品の原料となるポリプロピレンをつくっているんだ。ほら、これがペレットといってお父さんがつくっているのはここまでなんだ。
真也 白い、小さい粒で、お米みたいだね。
愛弥 少し透明にも見えるし、黒い油からつくられているなんて信じられない。
パパ 原油からいくつもの段階を経て、できるんだよ。お父さんが前に触媒の工場にいたことは知っているね。触媒というのは"魔法の薬"みたいなもので、エチレンとかプロピレンいう原料に入れ真也がいっているお米のような樹脂がつくれるんだよ。
愛弥 不思議だね。中をのぞいてみたいな。
パパ そうだね。でも、それはムリ。お父さんたちもできないんだ。だから大きな装置のなかに温度や圧力を測ったり、どのようにできているかがわかる機械があって、コンピューターで状況を見たり、コントロールしているんだ。
真也 あの白い粒はどうなるの?
パパ あれは一度溶けて、いろいろなモノに生まれ変わるんだ。のばすと"超"薄いフィルムになるし、細くすればみんなが着てる服の繊維にもなる。型に入れて固くすると、さまざまな形になる。自動車のバンパーもそうだし、お菓子の袋やプラモデル、真也の好きなファミコンの材料にもなる。家にもたくさんプラスチックでできたものがあるはずだよ。
愛弥 テレビもそうだし、お母さんが台所で使っているものや食べ物を包むラップフィルムもそう。目に見えないところにもいっぱい使われていそうだね。
不思議がいっぱい!!理科が好きになりそう。
パパ お父さんの会社はどうだった?
真也 おもしろかったよ。お父さんがつくっているものが、いろんなものに使われているんだと思うとちょっといばれるな。
愛弥 不思議なことがいっぱいだった。理科も好きになりそう。
パパ そうだね。だけど不思議は最初。今度はもう少し「なぜ?」とか「どうしてこうなるの?」と考えてみようね。