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アフリカ支援で第3回「朝日企業市民賞」を受賞

2006年09月28日

住友化学株式会社

住友化学は、このたび、第3回「朝日企業市民賞」(朝日新聞社主催)を受賞することとなりました。
この賞は、企業の社会的責任(CSR)への関心が高まるなか、より良き企業市民へのあり方を考え、社会貢献活動に努め成果をあげている企業を顕彰するため、朝日新聞社が2004年に創設したものです。第3回目となる今回は、177社の応募があり当社含め5社が受賞しました。贈呈式は10月26日に都内で行われる予定です。

今回、当社が受賞したテーマは「オリセット®ネットを通じたアフリカ支援」です。疾病や貧困で苦しむアフリカへの支援は、現在、国際社会が抱える喫緊の課題となっています。世界では年間3億人がマラリアを発症し、100万人以上が亡くなっていますが、その大部分がアフリカで発生しています。またマラリアによる経済被害も甚大で、アフリカ経済発展のためには、マラリアの防圧が必要不可欠といっても過言ではありません。その解決のため、当社は樹脂加工技術と殺虫剤に関するノウハウを融合することで、マラリアを媒介する蚊を防除し感染予防に効果のある防虫蚊帳「オリセット®ネット」を開発しました。量産体制を整えるにあたっては、現地の雇用を創出し地域経済の活性化の一助になればとの考えから、アフリカの企業への生産技術の無償供与、現地生産も行いました。また、同事業で得た利益の一部を学校建設に活用するなど、アフリカの教育支援にも携わっています。

  • 朝日企業市民賞の賞杯

    朝日企業市民賞の賞杯

今回、当社のこれまでの活動をご評価いただき受賞できたことを光栄に思います。引き続き、国際社会にとって喫緊の課題であるアフリカ支援に、積極的に取り組んでまいります。

  • 蚊帳を織る糸の原料である合成樹脂に防虫剤を練りこんでおり、洗濯をしても効果が5年以上持続する。2001年に世界保健機構(WHO)から長期残効蚊帳としての承認を世界で初めて取得した。