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十倉 雅和 社長 入社式訓示(要旨)

2015年04月01日

住友化学は、その起源である「住友総本店肥料製造所」の営業開始から、本年で100周年を迎える。当社は、現中期経営計画で、「Change and Innovation - for the next hundredth anniversary -」というスローガンを掲げ、変革を強力に進めていくことで、当社が次の100年も発展し続けるための強固な経営基盤づくりに取り組んでいる。当社には、プラグマティズム精神に溢れた企業文化、多様性を尊重し自由闊達に議論できる企業風土がある。それらの強みを生かし「Change and Innovation」を推し進めることで、中期経営計画を完遂させ、さらには次の100年も力強く成長していけるような、ダイナミズムにあふれる住友化学を目指していく。

当社の一員となられた新入社員の皆さんには、3つのことを望みたい。

1.「社会から信頼される人になる」こと

企業存続の前提は、社会から信頼されることにある。300年以上の歴史を有する住友の事業精神の基本は、「信用を重んじ確実を旨とする」ことである。これは、顧客をはじめとする関係先の信頼、社会の信頼に応えることを最も大切にするということだ。また、ものづくりの会社である当社が一旦事故を起こすと、一瞬にして社会からの信頼を失う。「安全をすべてに優先させる」という強い意志を持ち、コンプライアンスを徹底し、社会の信頼に応え、誠実に行動すること、そして、CSRへの高い意識を持って仕事に取り組んでいただきたい。

2.「自らの『強み』を再認識し、それを高めるための努力を続ける」こと

住友化学の使命は、コーポレートスローガンである「豊かな明日を支える創造的ハイブリッド・ケミストリー」に表されるように、新しい価値を創造し、人類社会の発展に貢献していくこと。このような成果を継続して生み出していくためには、社員各人の強い意志や実行力、そして志を高く持ち常に学ぶという心掛けが大切だ。会社での役割や、どう貢献していくかを常に考え、自らの「強み」を再認識していくこと、そして何事にも旺盛な好奇心をもって、新しい知識を吸収していくことで、さらに自らの「強み」を高めていただきたい。

3.「グローバルな視野を持ち、多様性を尊重し、自らをグローバルな人材に昇華させる」こと

事業のグローバル化の進展により、海外で活躍する機会や、異なる文化・価値観を持つ人々と共に仕事をする機会が従来以上に広がっている。異なる考え方や文化を持つ人々と互いに理解しあう姿勢、すなわち多様性を尊重する姿勢を持ち続け、仕事を通して世界中の人々と交流を深めていただきたい。そして、グローバリズムの時代を生きているという自覚を持ち、一人一人が住友化学グループの発展を支えるグローバル人材として大きく成長することを期待している。

以上

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