プリンテッド・エレクトロニクスとは

プリンテッド・エレクトロニクスは、真空・高温プロセスが不要なので従来のシリコン系のエレクトロニクスとは異なり、
有機半導体材料をプラスチック基板上に塗布・印刷方法を用いて製造する技術です。

プリンテッド・エレクトロニクスの5つの特長

  • 大面積
  • 軽量
  • 薄膜
  • 機能の複合化
  • フレキシブル

これらの特長により、従来にない製品の開発が可能になります。
またRoll to Roll連続生産により大幅な低コスト化が期待されております。

住友化学のPRINTED ELECTRONICS

住友化学は、次世代事業の重要テーマとしてプリンテッド・エレクトロニクスの開発を推進しております。

住友化学のプリンテッド・エレクトロニクスの歴史

住友化学のプリンテッド・エレクトロニクスの開発の歴史は、1981年から開始した導電性高分子の開発に端を発しています。それ以前の共役系高分子は、不溶・不融であり成形加工が困難という課題がありましたが、溶解性や成形加工性の向上の改良によりフィルム上での成形加工が可能になりました。その結果導電性高分子としての応用だけでなく半導体高分子としての展開も可能になり、1980年代後半から高分子有機ELの開発が始まりました。高分子有機ELから派生する形で有機トランジスタや有機薄膜太陽電池の開発が加わり、現在のプリンテッド・エレクトロニクスの開発に繋がっております。

住友化学の強み「共役系分子」

住友化学のプリンテッドエレクトロニクスは、可溶性でプロセス性に優れる共役系分子を主要技術にしているのが特徴で、材料設計や合成技術、デバイス作成技術や評価技術、さらにはプロセス・材料の分析・解析技術など多岐にわたります。また材料開発と合わせてデバイス作成・評価やプロセスも含めた一体の技術を開発しているのも特徴になります。

共役系分子の開発技術(材料設計、合成技術、デバイス作成技術、評価技術、材料の分析、解析技術)

共役系分子のメリット

共役系分子の材料は従来の低分子系の材料と比較して、下記のようなメリットがあります。

メリット 01

色々な機能が複合でき、
デバイス構造がシンプルになります。

メリット 02

インクの粘度調整がしやすく
印刷・塗布プロセスに向いている。

メリット 03

耐熱性が高く、高温での
デバイス駆動も可能になります。

当社では、他社技術の導入も含めて長年の技術蓄積があるので、これらのメリットをいかした高性能な高分子材料を開発することができます。

住友化学の開発体制

住友化学の開発体制

  • ケンブリッジ・ディスプレイ・テクノロジー社(CDT社)と先端材料開発研究所にて材料を開発
  • 情報電子化学品研究所(つくば)にてバリアフィルムを開発
  • 先端材料開発研究所(大阪)および大阪工場にて材料の製造プロセスを開発
  • デバイス開発センターにて、デバイスのプロセスを開発

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