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研究報告

住友化学 技術誌  1994 - I (1994年5月30日発行)

薄片状酸化亜鉛 -ルクセレン FZT -

優れた紫外線遮蔽性能を有する薄片状酸化亜鉛について、製法、特徴、紫外線遮蔽機構と応用例としての化粧品に用いた場合の特性について解説した。
( page 4-13 by 山本和夫、原川正司、藤井秀世、門倉秀公 )

高性能加工安定剤 Sumilizer GS

スミライザーGSは、無酸素下でポリマーアルキルラジカルを捕捉安定化するもので、耐酸化着色性に優れるという特徴をもつ。GSは、先に開発したスミライザーGMの耐酸化着色性を改良するために開発したものであるが、構造と性能(無酸素化での熱劣化防止性能、耐酸化着色性)との相関性を見い出すことで理論的に構造設計を行ったものである。その検討経緯を紹介する。
( page 14-22 by 福田加奈子、井上喜久光、山口哲夫、佐々木万治、八児真一 )

オレフィン気相重合における流動層モデル解析

気相法プロセスを用いた直鎖状低密度ポリエチレン開発において、反応器設計に関わる検討は主要課題の1つであった。本稿では流動層モデル実験を中心とした検討結果を紹介するとともに、直鎖状低密度ポリエチレンの各種製造法の進展について簡単にふれる。
( page 23-33 by 宮崎耕造、半場雅志、長崎暉、小中力 )

MOCVD法による化合物半導体エピタキシャル成長

MOCVD法は多様な材料系において薄膜制御性と生産性の要求に同時に応え得るエピタキシャル成長技術である。MOCVD法結晶の品質に関する問題と応用例について述べる。
( page 34-48 by 秦雅彦、福原昇、松田芳信、前田尚良 )

ダウンサイジングによるTFAシステムの構築

1980年代後半から全社TFA(Total Factory Automation)化を推進してきているが、工場コンピュータシステムの構築もその一環である。急展開するコンピュータ技術、特に、ダウンサイジング(小型機への移行)の潮流の中で、ワークステーションおよびRDBMS/4GLの採用、TFA要素モジュールソフトウエアの開発、ネットワークの構築をベースとした当社のTFAシステムの構築についての取組みを紹介する。
( page 49-58 by 今井 治 )

生産技術情報の共有化

化学工業では工場の操業という技術分野の体系的な開発が必要である。そのためには研究、設計、運転、保全等関連する部門が一体となって生産技術を革新していかなければならない。コンピュータ、データベース、ネットワーク、GUI等の情報処理技術の進展は生産技術に関する情報の共有化を実現する上で強力な手段となる。統合データベースとGUIを応用したいくつかのアプリケーションを紹介し、生産技術のリエンジニアリングを提案した。
( page 59-68 by 西川 浩、榧木 毅 )

有機合成デザイン -コンピュータと有機合成研究者の棲み分けの時代の到来-

有機合成デザインをコンピュータに行わせるという発想が提案されてから30年が経過した。これまでの開発の歴史を整理し、かつ住友化学および国内外の大学・企業における有機合成デザインソフトの開発・利用状況について概説した。今後、有機合成デザインソフトの能力が益々向上していくことが予想されるが、合成研究者は、既知の反応の組み合わせで出来るような合成ルートの考案はコンピュータに任せて、自らは新規反応や触媒研究等のより創造的な仕事に特化することが期待される。
( page 69-82 by 高畠哲彦、竹村年男、銅金 巌 )

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