ニュース

ポリプロピレンコンパウンドのグローバル展開の拡充について

2016年10月03日

住友化学は、このたび、ポリプロピレン(PP)事業の強化のため、新たにメキシコに販売拠点を設け、また、インドでは生産設備を導入し、PPコンパウンド事業のグローバル展開をさらに拡充することとしました。

PPコンパウンドは、PPに合成ゴム、ガラス繊維、無機フィラー等を混練し、機能性や剛性を向上させた高性能な材料で、自動車のバンパーや内装材のほか、家電製品などにも使われています。住友化学は、日本、シンガポールおよびサウジアラビアの3拠点で、年産170万トン規模のPP生産体制を構築していることから、これらの原料ソースを最大限に生かし、世界各地にPPコンパウンド事業拠点を有しています。

メキシコでは、これまで米国子会社を通じてPPコンパウンドを販売してきましたが、自動車産業の目覚ましい伸びに伴い、今後も旺盛な需要が期待できることから、現地販売拠点としてスミカ・ポリマーズ・メキシコ社を設置し、10月から営業を開始しました。また、インドでは、2013年にスミカ・ポリマー・コンパウンズ・インディア社を設立し、PPコンパウンドの販売を展開してきましたが、堅調な需要の伸びを背景に、今回、新たに生産設備を導入し、9月に竣工式を行いました。

住友化学は、2014年にPPコンパウンドや熱可塑性エラストマー等を取り扱う自動車材事業部を新設し、顧客の要望に沿った商品や用途の開発を提案するなど、自動車材事業の強化を進めています。今後、顧客のニーズによりスピーディーに対応するため、グローバルな生産販売体制のさらなる拡充も検討してまいります。

以上

住友化学のPPコンパウンド事業拠点

拠点概要

1.スミカ・ポリマーズ・メキシコ社

会社名 Sumika Polymers Mexico, S. de R. L. de C.V.
所在地 メキシコ グアダラハラ
設立年月 2016年8月
社長 Brian K. Weider(ブライアン・ワイダー)
事業内容 PPコンパウンドおよび熱可塑性エラストマーの販売

2.スミカ・ポリマー・コンパウンズ・インディア社

会社名 Sumika Polymer Compounds (India) Private Limited
所在地 インド チェンナイ
設立年月 2013年7月
社長 Ludovic Seynave(ルドビック・セイナーブ)
事業内容 PPコンパウンドの生産・販売
生産能力 5,000トン/年

お問い合わせ

住友化学株式会社
コーポレートコミュニケーション部
〒104-8260
東京都中央区新川2-27-1 東京住友ツインビル(東館)
TEL:03-5543-5102
FAX:03-5543-5901