サステナビリティの実現に向けて

基本的な考え方

住友化学の原点(DNA)

住友化学は、17世紀から続く住友の事業精神を引き継ぎ、銅の製錬に伴い発生する排出ガスから肥料を製造し、環境問題克服と農産物増産をともにはかることから誕生し、1915年に当社の前身となる「住友肥料製造所」での営業を開始しました。また、住友の事業精神の一つに、「自利利他 公私一如(じりりた こうしいちにょ)」という、「事業は自身を利するとともに、社会を利するものでなければならない」とする考え方があります。これらを当社の創業のDNAとし、今日に至るまで大切に受け継ぐことで、時代とともに多様な事業を展開し、絶えざる技術革新で人々の豊かな暮らしを支えてきました。

住友化学の目指す姿

住友化学は、住友の事業精神を踏まえ、社会からの信頼を大切に、技術を基盤とし、価値創造に常に挑戦することで、事業を通じて人類社会に貢献することを経営理念に掲げています。また、経営理念を踏まえて2004年に制定したCSR基本方針では、経済性の追求のみならず、「社会や地球環境が抱える問題の解決」や、「人々の豊かな暮らしづくり」に貢献し、住友化学グループとして持続的成長を遂げるとともに、サステナブルな社会の実現に貢献することを目指す姿として掲げています。2016年には本方針を、当社グループのCSR基本方針に改訂しました。

住友化学グループの事業を通じた取り組み

住友化学グループは、長年にわたる広範な研究活動を通じて培った技術から、「幅広い技術基盤を活かしたソリューション開発力」(6つのコア技術:「住友化学レポート2018」 P6)を確立し、さらに、「グローバル市場へのアクセス」、「ロイヤリティの高い従業員」を加えた3つのコア・コンピタンスを強みとしています。
当社グループは、これらの強みを最大限に発揮できる分野として、「環境・エネルギー」「ICT」「ライフサイエンス」の3分野を、挑むべき事業領域と定め、「環境、食糧、資源・エネルギーに係る課題の解決」に挑戦していくとともに、健康増進、心地良い暮らしの実現といった人々のQuality of Lifeの向上に貢献するソリューションを提供していきます。

サステナビリティの実現に向けたアプローチ

  • 住友化学グループの目指す姿

  • 住友化学グループの事業を通じた取り組み

目指す姿の実現に向けて
住友化学グループが重要と考える項目と実績

住友化学は、経営理念のもとで培ってきた当社の強みを活かし、挑むべき課題に対してソリューションを提供することで、当社グループの持続的な成長の実現と、サステナブルな社会の実現に貢献することを目指す姿として掲げています。

挑むべき課題

「社会課題の解決」と「豊かでやさしい社会の実現」への挑戦

住友化学は、環境問題や食糧問題をはじめとする社会課題の解決と、人々のQuality of Lifeの向上に全力で挑んでいます。
特に、社会が直面している喫緊の課題である環境問題では、気候変動対応や貴重な水資源の利用などに関する環境活動の共通目標をグループで設定し、環境負荷低減に取り組んでいます。また、化学産業に携わる企業の社会的責任として、安全・安定操業の確立と継続、当社グループ製品にかかわる「安全・環境・健康」の確保、そして製造する化学製品の品質の維持・向上に努めています。

住友化学の強み(コア・コンピタンス)

幅広い技術基盤を活かしたソリューション開発力

住友化学はその長年にわたる広域な研究活動を通じて、6つのコア技術を確立しています。これらのコア技術を最大限に発揮できる分野として、「環境・エネルギー」「ICT」「ライフサイエンス」を重点3分野と定め、研究・開発テーマの着実な事業化を図っています。

グローバル市場へのアクセス

住友化学グループは、真のグローバルカンパニーを目指し、世界中に事業を拡大してきました。当社グループの現在の海外売上収益比率は6割を超えています。今後も当社グループの競争力ある事業を積極的に世界の市場へ展開し、持続的な成長を実現していきたいと考えています。

ロイヤリティの高い従業員

従業員の一人一人が高いロイヤリティを持って日々の業務に邁進していることは、住友化学グループにとって大きな強みの一つとなっています。全ての従業員がさまざまな状況において能力を最大限発揮できる働きやすい職場環境づくりが必要であると考え、その一環として女性の活躍推進に焦点を当て、より多くの女性が活躍できる環境を整えるための施策を積極的に展開しています。

社会との協働

イニシアティブへの参画と活用

住友化学は、貧困、気候変動、教育格差やジェンダー平等といった人類社会が向き合う諸課題に取り組むにあたり、国際的な規範を遵守するだけに留まらず、さまざまな国際機関やNGO、他の企業などと連携することが重要であると考え、イニシアティブへの積極的な参画を進めています。

ステークホルダーとの対話

住友化学グループは、関係するあらゆるステークホルダーの皆さまの関心に配慮しながら、CSR活動を推進していくことを「CSR基本方針」に掲げています。当社グループは、ステークホルダーの皆さまへの説明責任を果たすべく、事業活動のみならず社会貢献活動、地域対話などのさまざまな機会を通じて、ステークホルダーの皆さまとの相互理解を深め、社会の信頼に応えていきます。

目指す姿の実現に向けて
住友化学グループが重要と考える項目と実績

挑むべき課題

[日本基準]SSS認定製品の売上高
[IFRS]SSS認定製品の売上収益

  • [日本基準]SSS認定製品の売上高 /[IFRS]SSS認定製品の売上収益

2017年度のSSSの売上収益は3,357億円となり、前年度より6%増加となりました。主な増加要因は、既存の製品の売上増加によるものです。事業全体の売上収益のうち、SSS認定製品の占める割合は15.3%になります。

  • Sumika Sustainable Solutions

国内CO2排出原単位指数
海外CO2排出原単位指数

  • 国内CO2排出原単位指数/海外CO2排出原単位指数

2017年度の海外CO2排出原単位指数の悪化要因は、工場の新増設などによるものです。省エネに今後一層注力し、国内・海外の同指数の改善に努めていきます。

  • CO2排出原単位削減目標を共有する、住友化学と主要グループ会社の生産工場が対象

国内水使用量※1・3/海外水使用量※2・3

  • 国内水使用量/海外水使用量

2017年度の国内水使用量は4.3%の増加となり、海外水使用量は1.4%の増加でした。今後も使用量の削減に努めていきます。

  1. 住友化学と主要な国内グループ会社の集計値(対象:生産工場)
  2. 主要な海外グループ会社の集計値(対象:生産工場)
  3. 水使用量は海水も含む

休業災害度数率

  • 休業災害度数率

2017年度の休業災害度数率は、0.26となり、目標とする0.1未満に対して未達となりました。目標達成に向け、安全基本ルールの徹底、再発防止策に取り組んでいきます。

  • 100万延労働時間当たりの休業災害による死傷者数をもって、休業災害の頻度を表すもの

住友化学の強み(コア・コンピタンス)の活用

研究開発費

  • 研究開発費

2017年度の研究開発費は、1,653億円となり前年度より4.7%増となりました。支出する研究開発費の9割は、ライフサイエンスを中心としたスペシャリティケミカル分野に投資する予定です。

女性管理社員数/女性管理社員比率(単体)

  • 女性管理社員数/女性管理社員比率(単体)

女性社員の活躍を推進すべく、課長相当以上の女性社員の割合を2020年までに少なくとも10%以上とすることを目標にしています。

  • 各年度4月1日現在

育児休業取得者数/
男性育児休業取得人数(単体)

  • 育児休業取得者数/男性育児休業取得人数(単体)

子が出生した男性社員に対して育児休業の取得を推奨しており、男性社員の育児休業取得率を2020年までに少なくとも50%以上(2017年度実績は18.7%)とすることを目標にしています。

  • 取得者数/対象期間(1年間)中に子が出生した男性社員数

SDGsの浸透:
サステナブルツリー投稿数

  • サステナブルツリー投稿数

「サステナブルツリー」は、専用ウェブサイトにSDGsへの貢献を投稿するプロジェクトです。全グループ会社の参加を目標に、グローバルに展開する取り組みです。