イニシアティブへの参画

基本的な考え方

住友化学は、貧困、気候変動、教育格差やジェンダー平等といった人類社会が向き合う諸課題に取り組むにあたり、国際的な規範を遵守するだけに留まらず、さまざまな国際機関やNGO、他の企業などと連携することが重要であると考え、イニシアティブへの積極的な参画を進めています。

イニシアティブへの参画実績

サステナビリティに関連して住友化学が参画している主なイニシアティブは、全般的な側面をはじめ、環境・保健・衛生に関する側面や人権・平等に関する側面などを考慮しています。

国連グローバル・コンパクトにおける活動

住友化学グループは、2005年1月に日本の化学会社として初めて、国連が提唱する「グローバル・コンパクト」(国連GC)に加盟し、「国連GCリード」には2011年11月の発足当初より加盟しています。リード企業として、国連が定める10原則(人権・労働・環境・腐敗防止)を尊重し、より一層取り組みの充実を図るべく関連するイニシアティブに積極的に参画しています。
2017年度は、2つのアクションプラットフォーム(Breakthrough Innovation for the SDGs、Pathways to Low-Carbon and Resilient Development)に参画しました。Breakthrough Innovation for the SDGsでは、持続可能な農業・食糧生産の実現を目指し、バイオセンサーを活用したソリューションについて発表を行いました。また、2017年9月には、ニューヨークで開催された第9回民間セクター・フォーラム(UN Private Sector Forum)にも参画し、ネットワーキングと情報共有を行いました。

国連グローバル・コンパクト10原則

人権

原則 1:人権擁護の支持と尊重
原則 2:人権侵害への非加担

労働

原則 3:結社の自由と団体交渉権の承認
原則 4:強制労働の排除
原則 5:児童労働の実効的な廃止
原則 6:雇用と職業の差別撤廃

環境

原則 7:環境問題の予防的アプローチ
原則 8:環境に対する責任のイニシアティブ
原則 9:環境にやさしい技術の開発と普及

腐敗防止 原則10:強要や贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗防止の取組み

WBCSD「持続可能な開発のための世界経済人会議」における活動

  • WBCSDロゴ

WBCSDの活動においては、化学セクターの会員企業と連携し、SDGsの枠組を活用し、化学産業のサステナビリティへの貢献分野、課題を整理し、その実現に向けた中長期のロードマップ(Chemical Sector SDG Roadmap)を作成しました。
また、当社がTCFD支持を表明したことを踏まえ、TCFDに賛同するWBCSD会員企業のCEO25名とともに、協調の姿勢を示す文書に署名しました。

  • WBCSD(World Business Council for Sustainable Development):
    経済界からの「持続可能な開発」についての見解を提言するために設立された団体。ダボス会議、ビジネス20(B20)、国連気候変動枠組条約締約国会議
    (Conference of the Parties – UN Framework Convention on Climate Change:COP)などの国際会議において提言を行っている。

TCFD「気候関連財務情報開示タスクフォース」への賛同

  • TCFDロゴ

2017年6月、世界の100社あまりのビジネスリーダーとともに、金融安定理事会(FSB)により設置された気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)がまとめた「気候変動に関する情報開示を促進する提言」を支持する署名を行いました。
当社は、気候変動問題を社会が直面する最重要課題の一つと捉えており、その解決に向け、総合化学メーカーとして培ってきた技術力を生かして温室効果ガス削減などに積極的に取り組んでいます。

  • FSB(Financial Stability Board):
    世界主要25カ国の財務省、金融規制当局、中央銀行総裁などを参加メンバーとする国際機関

ICCA「国際化学工業協会協議会」における活動

  • ICCAロゴ

ICCAの活動においては、住友化学は「エネルギー・気候変動」作業部会の議長会社として、化学製品や化学技術による温室効果ガス排出量削減への貢献に関連する国際共同研究をリードするとともに、それら成果の普及に努めました(2016年6月―2018年6月)。
また、「化学品政策と健康」のリーダーグループにも参加しており、世界各地における規制動向、製品中の含有化学物質の情報伝達の仕組みに関する調査、アジア諸国を中心とした参加各国におけるプロダクトスチュワードシップの普及に協力しています。さらに、海洋プラスチック問題などの新規課題への取り組みにも積極的に参画しています。

  • ICCA( International Council of Chemical Associations):
    世界各国の化学工業協会・連盟間の対話と協力を通じて、化学産業界の戦略について各国協会間の調整を図るために設立された団体。会員に共通する重点課題および化学産業界の諸活動に関して、国際機関などへ化学産業界の代表として提言を行っている

女性のエンパワーメント原則(WEPs)における活動

2013年に、国連GCとUN WOMENが共同で作成した「女性のエンパワーメント原則(Women’s Empowerment Principles:WEPs)」に社長名で署名し、2015年からはWEPs年次会合に参加、さらにグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(国連GCの日本におけるローカルネットワーク)のWEPs分科会幹事企業として活動するなど、国内外でのWEPs普及に向けたグローバルな取り組みにも参画しています。
2017年度は、企業のジェンダー平等に関する自己評価やギャップ分析を目的に国連GCなどが開発したツール「Gap Analysis Too ( l GAT )」を用いて、当社の女性活躍推進に関する取り組みについて自己診断を実施し、その結果(Achiever)を当社ウェブサイトにて発表しました。

  • 達成度に応じて、Leader, Achiever, Improver, Beginnerの4段階で診断される