知的財産

基本的な考え方

住友化学グループは以下の基本方針の下、総合化学企業として事業特性・環境の異なるさまざまな分野においてグローバルに事業を展開しています。これらの事業活動において、知的財産を事業競争力の源泉と捉え、事業戦略に基づいた技術・研究開発により生み出された成果について特許権の取得を進め、事業競争力の維持・強化のための強固な特許ポートフォリオを構築しています。また、当社の重点課題である環境、食糧、ヘルスケア、ICT関連の分野では、企業・大学等との共創とサプライチェーンも含めた協調的な事業モデルの構築が不可欠です。当社は研究開発成果を基に、共創・協調も指向した戦略的な権利獲得を進めています。

基本方針

  1. 事業戦略と一体となり推進する
  2. グローバルな事業価値を生み出す
  3. すべての技術開発成果の活用を図る
  4. 法を遵守し、権利を尊重する

マネジメント体制

知的財産における統括・担当役員の指揮・監督の下、知的財産面での重要な課題や対策、知的財産戦略・活動について定例会議および必要に応じて随時報告しています。また、知的財産部門では、より事業に密接した知的財産活動とすべく2019年に各事業部門に対応したグループ別の組織に再編しました。本組織体制の下、事業部門、研究所および各拠点の知的財産担当者とも連携しながら、事業と一体となった知的財産活動を推進しています。
国内外のグループ会社に対しては、定期的に会合を行い、各社の知的財産活動や最新の知的財産に関する法制度やトピックなどを共有することにより、住友化学グループ全体の知的財産活動の強化・深化を図っています。

知的財産 体制

  • 知的財産 体制の図

実績

地域別売上収益比率・保有特許比率

  • 地域別売上収益比率・保有特許比率

  • 地域別売上収益比率・保有特許比率

部門別保有特許比率

  • 2022年度 売上収益 (住友化学グループ)の図

研究開発費、特許出願件数、保有特許件数

  • 保有特許件数 (住友化学)の図

SDGs関連特許資産規模

  • SDGs関連特許資産規模

当社は、前掲した各図表が示すように、事業戦略に基づく研究開発活動の成果を着実に特許出願し、事業規模に対応した強固な特許ポートフォリオを構築・強化しています。また、国内化学企業の中でもトップクラスの特許資産規模を有し、昨今の持続的成長を目指したイノベーションを推進しています。

取り組み事例

知的財産活動

知的財産部門では、事業戦略と一体となった知的財産活動を推進すべく、事業開発の各ステージにおいて、適時、的確に知的財産の調査・解析を行い、事業部門や研究所に情報共有し、議論を行っています。知的財産リスク対策についても、従前より他社権利解析を実行しており、常にリスクの早期発見、最小化に努めています。
また、2010年代後半には、事業や知的財産を取り巻く環境の変化を見据えた新たなソリューションとして、新規テーマ探索や顧客・協業候補探索、M&A検討などを対象に、マーケットなどの非知的財産情報も含めて複合的に解析する IP(知的財産)ランドスケープ活動を開始しました。現在は、この活動を知的財産部門の重要活動と位置づけ、経営・事業・研究開発・知的財産戦略の立案に活用しています(下図参照)。今後も、昨今進歩の著しい情報検索・解析ツールやAI技術も積極的に利用し、業務効率化を図りながら知的財産活動を推進していきます。

IPランドスケープ活動骨子

  • IPランドスケープ活動骨子の図

IPランドスケープ プロセス例

  • IPランドスケープ プロセス例の図

「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター 2023」アワードを受賞
~世界の革新的企業トップ100社に2年連続で選出~

住友化学は、このたび、イノベーションを加速させる信頼性の高い情報や知見を提供する世界的リーディングカンパニーである米国クラリベイト社が選出する、「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター 2023TM」アワードを2年連続で受賞しました。当社の高い研究開発力と知的財産活動が評価されたものと受け止めており一層活動を推進して参ります。

  • Top 100 Global Innovator 2023