世界中の住友化学グループの全役職員と共に参加するグローバルプロジェクトは2014年から始めました。
2019~2021年 For a Sustainable Future –JIRI RITA–
2019~2021年の3年間は中期経営計画(2019~2021年度)と連動した形でグローバルプロジェクトのタイトルを「For a Sustainable Future –JIRI RITA–」に掲げ、サステナビリティ推進活動をグループ全体で展開していくために、住友化学、国内グループ会社、また、海外グループ会社へサステナビリティ施策とともにグローバルプロジェクトの意義を伝えています。
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(注)グローバルプロジェクトのメインビジュアル:「自利=私たちの事業」と「利他=社会への貢献」をともに推し進め、Sustainable Future(持続可能な未来)を創っていこうというメッセージを込めました。輝く光はSustainable Futureを、光の粒は当社グループのさまざまなソリューションを表しています。
参加実績
2019年実績 | 2020~2021年実績 | |||
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参加会社数※1(社) | 合計 | 110 | 115 | |
組織別 | 住友化学および国内グループ会社 | 53 | 53 | |
海外グループ会社 | 57 | 62 | ||
クイズ参加者※2(⼈) | 合計 | 22,796 | 9,690 | |
組織別 | 住友化学 | 4,993 | 2,058 | |
国内グループ会社 | 8,529 | 3,044 | ||
海外グループ会社 | 9,274 | 4,588 | ||
投稿件数(件) | 合計 | 12,067 | 18,764 | |
組織別 | 住友化学 | 2,243 | 9,714 | |
国内グループ会社 | 3,294 | 5,298 | ||
海外グループ会社 | 6,530 | 3,752 |
- ウェブサイトで、トップによる「メッセージの発信」、役職員による「クイズへの回答」または「投稿」のうち、1つ以上に参加した会社
- 2019年は延べ人数、2020~2021年は実人数
2019年 経営として取り組む重要課題の浸透
中期経営計画(2019〜2021年度)の初年度である2019年は、経営として取り組む重要課題(マテリアリティ)を切り⼝に7つのテーマを設定しました。
当社グループ各社ごとにトップがテーマを選択して社会課題の解決に向けたメッセージを発信し、担当者から役職員に向け参加を呼び掛けました。まず、参加者は、テーマごとのクイズを通じて、社会課題と各重要課題間の関係性や当社グループの取り組みなどを楽しく学びます。そして、⾃分の仕事や職場の取り組みなどを通じサステナビリティの推進について考え、⾏動・挑戦することを投稿しました。
7つのテーマ
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(注)事業継続のための基盤として「安全・コンプライアンス・人権尊重」、事業を発展させる原動力となる「デジタル革新」と「多様な力を引き出す職場づくり」、そして事業を通じた貢献(「環境」「ヘルスケア」「ICT(情報通信技術」食糧農業」)により、サステナブル(持続可能)な未来の実現を目指すことを、7つのテーマで表しています。
参加を通して(参加者アンケート回答1,850件より)
2020年~2021年の取り組み
2020年~2021年は、新型コロナウイルス感染症拡⼤の影響で世界を取り巻く環境や価値観が⼤きく変化している状況のもと、企業理念および当社グループのDNAともいえる事業を通じて社会が直⾯している課題を解決するという考え⽅と、コロナ禍におけるサステナビリティの推進を⽬的として「Build Back Better by“JIRI RITA”」をスローガンに掲げました。
サステナブルな社会の実現に向けた諸課題を「⾃分ごと」として捉えることができるように、専⽤ウェブサイトに⽤語集を加えサステナビリティに関係のある⾔葉を理解し、世界の潮流や当社グループの取り組みをクイズや事例を通じて楽しく学び、個⼈またはチームとしての課題解決に向けた取り組みや挑戦、決意を投稿し共有しました。
参加の3ステップ
6つのフィールド図
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(注)サステナビリティの世界の潮流と、当社グループが経営として取り組む重要課題から、6つのフィールドを取り上げ、投稿を⾏いました。
2020年~2021年は、コロナ禍においても、世界中のグループ会社からの参加は115社となり、クイズの参加者は9,690⼈、投稿は18,764件でした。各社のトップがメッセージを投稿し、そのメッセージを受けて従業員が⾃らの創意⼯夫や挑戦を投稿しました。さらに、従業員の投稿に応えて役員が激励や共感のコメントを投稿するという好循環を通じて、グループ内で共感と共鳴の輪が広がりました。
2020年~2021年グローバルプロジェクトを通じて得られたもの(投稿内容の分析・アンケートより)
住友化学グループは、持続可能な社会の実現に向けて、本プロジェクトを通じて得られた結束と決意を胸に、グループ⼀丸となって創造⼒を最⼤限に発揮し、化学の⼒による新たな価値創造を通じた社会課題の解決を⽬指していきます。
2016~2018年 サステナブルツリー
2016~2018年の3年間は、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに、「サステナブルツリー」を実施しました。
SDGsを共通言語として、一人ひとりが社会課題について考え、自分達ができる課題解決への貢献を専用ウェブサイトに投稿しました。
「サステナブルツリー」のコンセプトは、住友化学グループの様々な製品・技術・従業員・取り組みなどが社会に根差して1つの木となり、サステナブルな社会の実現に向けて成長していくというものです。
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3年間のプロジェクトを通じて、「事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献する」という当社グループのサステナビリティ推進に段階的に取り組みました。
3年間の実績 参加人数 延べ60,257人 投稿数 延べ22,804件 -
参加人数60,257人のうち6割が海外グループ会社
2016年 一人ひとりがSDGsを理解
“SDGsとは何か?”“総合化学企業グループとして世界の課題解決にどう貢献できるか?”を、分かりやすいマンガにして11カ国語で配信し、日常生活の身近な取り組みなどを投稿して、一人ひとりがSDGsや社会課題を理解しました。
11カ国語のマンガ
(クリックでマンガの詳細が表示されます)
2017年 仕事とSDGsの結び付け
投稿する内容を「仕事」や「職場での取り組み」に設定し、職場での話し合いと投稿を呼びかけることで、仕事とSDGsを結び付けて考える事を後押ししました。
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職場で話し合い、投稿した例
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2018年 会社としてSDGsに取り組む
専用ウェブサイト内に、グループ各社のページを作成し、各社ごとの取り組みを、T(Top message)、S(Solution:取り組みや製品などの事例紹介)、P(Participation:みんなの投稿)それぞれで投稿しました。
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各社のページ中、住友化学の例
また、グループ内の先進的な取り組みを「ベストプラクティス投稿」として紹介したり、各社内で活用できる、サステナビリティに関する情報コンテンツを掲載し、各社でのサステナビリティ推進を支援するポータルサイトの機能を持たせました。
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「ベストプラクティス投稿」例
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情報コンテンツ例
2015年 Centennial Give Back ー百年の感謝ー
住友化学開業100周年の2015年度は、これまでご支援いただいたステークホルダーの皆さまへの感謝の気持ちを込めて、住友化学グループの一人ひとりが社会貢献活動を実践し、前向きなアクションが住友化学グループの次の100年につながっていくことを狙いとして、「Centennial Give Back ー百年の感謝ー」を実施しました。
世界中の役職員が気軽に参加できるよう立ち上げた専用ウェブサイトに、挑戦する社会貢献活動を「宣言」し、活動後には「活動報告」をしました。
100周年記念までの100日間のチャレンジで、31,742件の投稿(宣言:23,332、活動報告:8,410)がありました。グループ一人ひとりの感謝の気持ちとアクションが社会への恩返しにつながりました。
100周年記念までの100日間のチャレンジ
投稿件数:31,742件
(宣言:23,332、活動報告:8,410)2014年 School aid for Africa
2014年のプロジェクト「School aid for Africa」では、グループ各社のオフィスや食堂に募金箱を設置し、寄せられた募金をもとに、当社がこれまで教育支援を行ってきたアフリカの小学校のうち、教科書、机などが不足しているマリとマラウイに必要な物資を寄付しました。
活動実績
参加グループ会社数 86社(14カ国) 募金総額 5,158,449円 寄付内容 教科書と辞書 572冊
机・椅子(2~3人掛)278セット10カ国語でマンガを作り、世界中の役職員にプロジェクト内容を説明
住友化学グループはこれまでも「オリセット®ネット」を開発・供給するなど、アフリカの貧困・健康問題解決のために取り組んできました。さらに、アフリカに学校を建設するなどの教育支援を行っています。
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