製品情報

ボンドファースト®

ボンドファースト®とは

ボンドファースト®(BF)はエチレン-グリシジルメタクリレート(E-GMA)系共重合体です。
BFはエポキシ構造を有するため、多種多様な材料に対し、優れた反応性・接着性を示します。

形状 ペレット
融点 50~105℃
MFR(190℃, 荷重21.2N) 3~7g/10min(一部除く)
ガラス転移温度(Tg) < -25℃
引張破断伸び(E) > 500%

PE:ポリエチレン, PP:ポリプロピレン, Acryl:ポリメタクリル酸メチル, PET:ポリエチレンテレフタレート
PBT:ポリブチレンテレフタレート, PC:ポリカーボネート, PA:ポリアミド, PPS:ポリフェニレンスルフィド
PPE:ポリフェニレンエーテル, PLA:ポリ乳酸, ETFE:エチレン-テトラフルオロエチレン共重合体
PVF:ポリフッ化ビニル, PVC:ポリ塩化ビニル, Al:アルミニウム, Fe:鉄(ステンレス鋼), Cu:銅

グレード

ポリマー種類E-GMA共重合体E-GMA-VA共重合体E-GMA-MA共重合体コポリエステル
組成物
項目試験法単位BF-2CBF-EBF-30CCG5001BF-2BBF-7BBF-7LBF-7MVC40
グリシジルメタクリレート(GMA)住化法wt%6121919121236
ビニルアセテート(VA)住化法wt%55
メチルアクリレート(MA)住化法wt%2727
MFRJIS K7210-1*1g/10min333038037777
密度JIS K7112kg/m39309409609509509509609601130
引張破断強さASTM D638*2MPa181911419174316
引張破断伸びASTM D638*2%6507007302507507508501000650
曲げ剛性率ASTM D747MPa98693393964400
ビカット軟化点JIS K7206837561456866< 25< 2565
脆化温度JIS K7216< -70< -70< -70< -70< -70< -70< -70
融点住化法(DSC)10510396889595605295
ガラス転移温度住化法(DSC)-26-26-29-27-28-28-33-33
吸湿率JIS K6911%< 0.01< 0.01< 0.02< 0.02< 0.05< 0.050.21

*1:190℃、荷重21.2N
*2:タイプⅣ試験片、200mm/min
値は標準値であり、規格値ではありません

特徴

  1. 様々な官能基を有する化合物やポリマーとの高い反応性
  2. 高い柔軟性と延性
  3. 各種基材との優れた接着性
  4. 押出加工や射出成型時の優れた加工性
  5. E-GMA, E-GMA-VA, E-GMA-MA等各種グレードあり

応用例

1. ポリマーの改質

BF はエポキシ基を有するため、反応性官能基を持つエンジニアリングプラスチックス(例えばPET, PBT, PC, PPS, PES, PPE, PA)とアロイ化することで、耐衝撃性改良や加水分解抑制などに効果があります。

①PBT改質(耐衝撃性)

E-GMAがPBTとゴム成分の相容化剤として働くことで、ゴム成分の分散性が向上し、耐衝撃性を改良します。

  • PBT/ゴム成分

  • PBT/ゴム成分/ E-GMA

  • ノッチ付きIzod 衝撃強度 23℃ [kJ/m2]

②PPS改質(耐衝撃性)

E-GMA-MAは単独でも高い耐衝撃性改良が可能です。

③PPS改質(ヒートサイクル性)

ヒートサイクル性の向上に効果を発揮します。

  • <試験条件>

    1サイクル:
    180℃2時間→-40℃2時間→180℃昇温

    評価基準:
    成形品にクラックが入るまでのサイクル数

    成形品:
    金属製ピンに最小肉厚1㎜となるようにインサート射出成形した成形品を使用

④PET改質(加水分解抑制)

PETの加水分解を抑制することができます。

  • <試験条件>

    各樹脂を80℃の純水に浸し、所定の日数経過後にMFRを測定

    MFR測定:
    温度:260℃
    荷重:21.2Nにて測定

2. アスファルト改質(骨材との剥離強度向上)

試験:アスファルト被覆の剥離性試験方法(JPI-5S-27-86に準ずる)
試験条件:80℃水中1週間
使用材料:ストレートアスファルト/SBS/剥離防止剤=100/4/0.15

pH=10の水中に1週間浸漬後のアスファルト被覆骨材

  • 剥離防止剤無し

  • E-GMA添加系

3. 接着用途

ボンドファースト®の各種素材との熱融着性データ

BFは各種基材と良好な接着力を示します。

*コロナ処理実施

接着樹脂基材
汎用樹脂エンプラフッ素樹脂金属
LDPEPPPS軟質
PVC
PET*PCPAETFE*PFA*SUSAlFeCu
BF-E××
BF-7B
VC-40×
MAH変性PE××××××
MAH変性EVA×××××
エチレン―アクリル酸
コポリマー
××××××

構成:基材/接着樹脂(50μm)/LDPE(50μm)
接着:ヒートシーラー 片面加熱 190℃, 3kg/cm2, 3sec.
剥離:180゚剥離,剥離速度 100mm/min.

注意事項

押出機内でのゲル化を避けるための注意

  1. ボンドファースト®を高温の押出機内で長時間滞留すると、エポキシ基の熱開環のためにゲル化する可能性があります。従って、押出機での操作を中断、停止するときには押出機内のボンドファースト®を十分にパージしておく必要があります。通常、MFRが3~5g/10minのLDPEを押出機に流し、残留物をLDPEで置換することで、ゲル化を抑制します。
  2. ボンドファースト®は、エポキシ基に対して高反応性の置換基を有するポリマーを同じ押出機内で溶融ブレンドあるいは混在させると著しくゲル化する可能性がありますので避けてください。

お問い合わせ

製品に関する疑問や、各種ご相談、お見積など、なんでもお気軽にご相談ください。

CONTACT

お問い合わせ

製品に関する疑問や、各種ご相談、お見積など、なんでもお気軽にご相談ください。