"軟らかい"高純度アルミで歪みを吸収して信頼性向上
高純度アルミニウム SUPRAL®︎
純度99.999%(5N)以上の高純度アルミニウムは、熱や電気の伝導性が高く、特に極低温領域においてはその特長が顕著に現れます。また、ステンレスのような高い耐食性や、鉛のような軟らかさを兼ね備えています。鉄や銅の1/3というアルミにニウム特有の軽さも大きな特徴です。その他にも異物が極めて少ないという特徴があり、高品質部材の作製に適しています。このように様々な特長を有する高純度アルミニウムに対し、各種加工、合金化、異種材料用との複合化を行うことにより、従来の材料にはない様々な特性が得られる可能性があります。
この製品の特長
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高熱伝導率
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電気伝導率
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高耐食性
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低異物、不純物量
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表面処理特性
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軟質性
使用実例
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Before
温度変化や繰り返し変形などによる応力によりひずみがたまり硬化。配線材として使用した場合、クラックの発生や接合部の信頼性低下につながる。
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After
温度変化や繰り返し変形などによる応力によるひずみを高純度アルミが吸収し、低温で軟化回復する。配線材として使用した場合、クラック発生抑制や接合部の信頼性維持に効果がある。
製品を利用するメリット
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1応力緩和材
パワーデバイスの積層構造において、部材間の熱膨張係数の差により、動作温度と室温とのサイクルで生じる応力により、接合部破断や信頼性低下が課題となります。軟質で低温軟化する高純度アルミニウム層を活用することで応力を緩和し、接合部破断を防ぎ信頼性を向上させることができます。
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2新規クラッド材
様々な特長を有する高純度アルミニウムと、汎用アルミ合金や銅などの異種材料とを貼り合わせたクラッド材とすることで、双方の素材の特長を併せ持つ素材が得られます。
こんなところに使えるかも
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車載半導体
車載用パワー半導体の積層材、配線材として高純度アルミニウムやそのクラッド材を用いることで、接合信頼性が向上し、デバイスの長寿命化が期待できる。
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熱交換器
厳しい腐食環境下に置かれる機器の部材(例えば産業用機器の熱交換器フィン材など)として高純度アルミニウムを使用することで、部材が長寿命化し、省エネ、省資源化が期待できる。
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