医薬品部門

住友化学の医薬品事業は、高度な有機合成技術を基盤に、1935年、原料から一貫生産する近代的医薬品工場を建設したことに始まります。現在は医療用医薬品事業を中心とする住友ファーマ株式会社と、診断用医薬品事業を中心とする日本メジフィジックス株式会社の両社を軸に事業を展開しています。

住友ファーマ株式会社

  • 医薬品の研究

日本はもちろん世界の方々に革新的で有用な医薬品や医療ソリューションをお届けするため、研究開発に全力を注ぐとともに、顧客満足度の向上を目指して、医薬品の情報提供活動を行っています。
アンメット・メディカル・ニーズが高い精神神経領域およびがん領域を重点疾患領域とし、医薬品、再生・細胞医薬、非医薬等の研究開発に積極的に取り組んでいます。また、その他領域(婦人科疾患、泌尿器疾患、糖尿病、希少疾患、感染症)においても保有アセットを生かし、確かな価値を患者さんに届けるべく、着実な研究開発を推進しています。
現地本社機能・販売機能・開発機能などの強固な基盤を日本・米国・中国で有しています。

日本メジフィジックス株式会社

  • PET検査用放射性医薬品の製造

核医学診療という極めて専門性の高い医療分野において、診断と治療の両分野で事業を展開している日本のリーディングカンパニーです。
診断分野では脳血管障害、認知症、心疾患、悪性腫瘍などの画像診断に用いるSPECT 検査薬と、悪性腫瘍や大型血管炎などの早期診断に有用なPET 検査薬の研究開発、製造、販売を行っています。
また、治療分野では、前立腺がんの小線源療法に用いる線源を供給しています。
核医学や分子イメージングの技術の可能性や有用性をより一層発展させて、セラノスティクス(Theranostics:治療Therapeuticsと診断Diagnosticsの融合)を早期に実現することにより、直面する医療課題の克服に貢献してまいります。