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「サンライズ西条加工センター」カット野菜工場の竣工式を開催

2014年10月30日

住友化学が出資する「株式会社サンライズ西条加工センター」は、本日、愛媛県西条市において、四国地方最大級となるカット野菜工場の竣工式を、行政関係者、主要顧客などご列席のもと執り行いました。

このたび竣工したカット野菜工場は、今年11月から稼働を開始する予定で、HACCP※1による衛生・品質管理の下、農産物の加工・パッキングを行います。また、全国でカット野菜の需要が拡大するなか、世界で初めて導入する近赤外光照射による鮮度保持技術(iRフレッシュ※2)によって、みずみずしいカット野菜をより遠くへ配送することが可能となり、四国地方だけでなく、本州や九州地方の加工・卸会社、コンビニ、スーパーなどへの出荷も予定しています。

サンライズ西条加工センターは、住友化学、株式会社高瀬運送、西条市農業協同組合、ヤマエ久野株式会社、株式会社西条産業情報支援センターおよび株式会社伊予銀行が出資して、本年2月に設立された事業体です。今後、地域の企業・団体などにも出資いただく予定で、同センターは、地域ブランド構築による産地形成や農業の六次産業化など、地域農業活性化に向けての役割を果たしていきます。

住友化学は、農薬、肥料、農業資材等の農業関連製品やサービスを幅広く提供し、安全安心で効率的な農業生産を総合的に支援する「トータル・ソリューション・プロバイダー」ビジネスを展開しています。当地域においても、これまでに培ってきたさまざまな知見やノウハウを活用し、サンライズ西条加工センターや、2011年に設立した農業法人「サンライズファーム西条」とともに、地域の生産者や生産団体、自治体等の関係各方面と協力しながら、地域農業の発展に一層貢献してまいります。

  1. HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)
    HACCPとは、食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生する恐れのある微生物汚染等の危害をあらかじめ分析し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという重要管理点を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生管理の手法です。国連の国連食糧農業機関と世界保健機関の合同機関である食品規格委員会から発表され、各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。
  2. iRフレッシュ
    iRフレッシュとは、株式会社四国総合研究所が開発した近赤外光(可視光よりも波長の長い光で、太陽光に含まれる)による鮮度保持技術です。農産物に数秒~数分間近赤外光を照射するだけで蒸散(水分の減少)を抑制し、しおれや傷みを低減し、みずみずしさやツヤを維持する効果があります。

以上

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