EUにおいて新規殺菌剤インピルフルキサムの農薬登録申請を実施
2019年02月25日
住友化学は、このほど、EUにおいて、新規殺菌剤インピルフルキサム(一般名)の農薬登録申請を実施いたしました。
インピルフルキサムは、住友化学が独自に発明した有効成分で、病原菌のエネルギー生産の過程を阻害する作用を持つコハク酸脱水素酵素阻害剤(SDHI)と呼ばれる殺菌剤に属します。これまでの社内外での評価を通じ、欧州におけるコムギ赤さび病、オオムギ網斑病、バレイショ黒あざ病といった重要病害にも高い効果を示すことを確認しており、これらの病害に対する新たな防除手段となることを期待しています。
今回の申請は、一昨年に実施した日本、アルゼンチン、米国、カナダ、ブラジルに続くものであり、EUでのインピルフルキサムを含有する製品の市場投入は、規制当局承認後の2023年以降を見込んでいます。今後も他の国、地域でのインピルフルキサムの開発を進め、グローバルに提供することを目指します。
住友化学は、農業生産者のニーズに応じたソリューションの開発を一層推進し、世界の人口増加に対応した食糧増産に貢献してまいります。
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欧州のコムギ畑
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