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十倉 雅和 社長 年頭あいさつ要旨

2019年01月07日

今年4月にスタートする新中期経営計画では、経営理念にある「技術を基盤とした新しい価値創造」、すなわちイノベーションを通じて社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に貢献することを基本方針とする予定である。そのために、2つの重要課題に優先的に取り組む。1つは「イノベーション加速システムの構築」で、次世代事業の早期創出のため、スピード感を持ってイノベーションを実現するシステムを作り上げる。2つ目は「デジタル革新による生産性の飛躍的向上」で、デジタル技術を最大限に活用し、全ての業務において大幅な効率化と質の向上を図っていく。取り組みを推進するにあたり、皆さんには、次の3点をお願いしたい。

1.課題を解決するために「バックキャスティング」思考を身に付ける

デジタル革新によってバリューチェーンも大きく変化する中、将来のあるべき姿を想定し、その実現のために今何をすべきかを「バックキャスティング」して、これからの技術や事業の開発に取り組んでほしい。

2.サステナビリティ推進に向けて、課題を「総合的」に考え「統合的」に実行する

SDGsに代表されるようにサステナビリティの流れが加速する中、サステナビリティの推進に向けて、さまざまな観点から課題を俯瞰し「総合的」に捉え、一体感を持って「統合的」に実行してほしい。

3.事業運営の根幹である安全・安定操業とコンプライアンスを徹底する

安全、品質、コンプライアンスの取り組みに「ここまでやれば満足」というゴールはない。一人一人の行動が当社に対する社会からの信頼に直結していることをいま一度心に刻み、一段のレベルアップに向けて取り組んでほしい。

世界情勢が不確実な中にあっても、われわれは継続的なイノベーション創出に挑戦し続けなければならない。これは、当社にとって存在意義そのものだ。その挑戦を推進するのは皆さん一人一人である。変化をチャンスと捉えて前向きにチャレンジし、自らの可能性を広げてほしい。皆さん自身の成長、当社の発展、そして持続可能な社会の実現に向けて、チャレンジ精神と使命感を持って取り組んでいこう。

 

以上

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