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愛媛工場構内における定期修理中の事故について(第2報)

2022年01月13日

当社の愛媛工場構内において、定期修理中に設備の洗浄作業を行っていた協力会社従業員1名の方が死亡する事故が発生しました。お亡くなりになられた方に謹んで哀悼の意を表すとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。また、ご遺族の皆さまに衷心よりお詫び申し上げます。
関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。

当社は、監督官庁からご指導をいただきながら、原因究明および再発防止策の検討を進めてまいりました。その内容につきまして、ご報告させていただきます。

  1. 事故概要
    日  時 : 2021年11月27日(土) 13:45頃
    場  所 : 新居浜市惣開町5-1 愛媛工場新居浜地区 メチオニンプラント 
    状  況 : 被災者は、定期修理のため停止していたメチオニンプラントにおいて、設備の洗浄作業中に倒れている状態で発見されました。ただちに公設消防へ通報し、救急搬送を行いました。その後、治療を受けられてきましたが、12月2日(木)に病院にてお亡くなりになりました。
  2. 推定原因
    被災者は、本プラントのシアン化水素精製設備内の付着物を高圧洗浄水で洗浄する作業にあたられていたところ、当該設備内に残留していたシアン化水素に暴露されたものと推定しております。
  3. 再発防止策
    より安全な作業環境を確保するため、当該洗浄作業の前に実施するシアン化水素除去作業について手順を見直し、追加洗浄による確実な除去および内部確認の徹底などの対策を行います。また、当該洗浄作業時の保護具の着用基準を見直します。加えて、これまで問題がなかった作業に対しても、予断を持つことなく、追加的な安全対策の実施、社員一人一人の安全意識の向上、安全対策を確実に実行するためのコミュニケーションの向上などについて、対策を継続的に実施します。

当社は、役職員全員が本件事故の重大性を厳粛に受け止め、尊い命を守る使命を強く自覚し、この先同様な事故を起こさぬよう、監督官庁のご指導の下、再発防止策を徹底し、安全をすべてに優先させる取り組みに全力を尽くしてまいります。

以上