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米国で新規除草剤「ラピディシル®」の農薬登録を取得
~リジェネラティブ農業に貢献する大型製品への展開を推進~

2026年07月02日

住友化学は、このたび、米国において新規除草剤「ラピディシル®」(有効成分商標。一般名:エピリフェナシル)および同有効成分を含む製品の農薬登録を取得いたしました。当該製品の農薬登録の取得は、2024年のアルゼンチンやその他の国に次いで4カ国目となります。

「ラピディシル®」は、住友化学が独自に開発した有効成分で、A2020(当社が2020年代前半に登録申請を開始するパイプライン)のうち最大のポテンシャルを持つ剤と位置付けています。本剤はPPO阻害剤1と呼ばれる除草剤で、既存のPPO阻害剤と比べて速効性が高く、広葉雑草やイネ科雑草に対して幅広く効果を発揮することが特長です。さらに、低薬量での使用が可能なことに加え、リジェネラティブ(再生可能)農業の一つとして世界的に注目されている不耕起栽培2にも適しており、土壌保全や二酸化炭素排出量の削減によるカーボンニュートラルへの貢献が期待できます。

「ラピディシル®」の特長

  • 住友化学が近年、独自開発した有効成分のうち、最大のポテンシャルを持つ剤
  • 世界的に注目される「不耕起栽培」に適した性能
  • 本剤を含む不耕起栽培用除草剤で年間1,000億円規模の売上収益を目指す

米国はブラジルに次ぐ世界第2位3、全世界の約15%を占める農薬市場であり、今後も需要の伸長が予想されています。住友化学は、今後、州登録を取得後、米国子会社であるベーラントU.S.A. を通じて、同国において26年度下半期から「ラピディシル®」を含む製品の販売を開始する予定です。また、世界最大の農薬市場であるブラジルやカナダでの登録取得も進めており、グローバル展開をさらに推進します。加えて、グローバルな協力関係の下、バイエル社が開発中のPPO阻害剤耐性作物との組み合わせによる次世代雑草防除体系4の提供にも取り組みます。

なお、本剤を含め、不耕起栽培用の除草剤の製品群の売上収益として、グローバルで1,000億円規模への展開を目指します。

住友化学は、こうした革新的な化学農薬の開発を通じて環境負荷の低減に努め、持続可能な農業支援と世界の食糧の安定供給に貢献してまいります。

※1 葉緑体(クロロフィル)の代謝に関与する酵素「プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO)」の活性を阻害する仕組みを持つ薬剤
※2 播種前に土を耕さず、農作物の枯葉や刈り株などを農地に残した状態で次の作物を栽培する方法。風雨による土壌の流出を緩和できるほか、土壌中の生物や微生物が増えるなどの効果があるとされる
※3 出典:AgbioCrop「The Crop Protection Industry Report, November 2025」
※4 グリホサート、ジカンバなどの既存除草剤に続く新しい雑草防除体系

 

ご参考

2022年4月26日付リリース 新規除草剤「ラピディシル®」の農薬登録申請を実施~サステナブルな農業に貢献する大型製品への展開を目指して~

「ラピディシル®」の特長

  • 既存のPPO阻害型除草剤に比べ、より幅広い雑草に効果を示す
  • 効果発現が早い
  • 他タイプの除草剤に比べ、低薬量で有効
  • 処理時期

2024年7月25日付ニュースリリース アルゼンチンで新規除草剤「ラピディシル®」の農薬登録を取得~リジェネラティブ農業に貢献する大型製品への展開を始動~

以上

お問い合わせ

住友化学株式会社
コーポレートコミュニケーション部
https://www.sumitomo-chem.co.jp/contact/public/