ブラジルに農薬などの研究開発拠点を開設～「ラテン・アメリカ・リサーチ・センター」始動～

2016年11月24日

住友化学は、このたび、農薬などのアグロソリューション製品の効力評価、開発、分析を行う「ラテン・アメリカ・リサーチ・センター」（以下、LARC）をブラジルに開所いたしました。

LARCは、住友化学グループが初めて中南米に設置する研究開発拠点で、約48ヘクタールの敷地に、試験圃場、研究棟、温室などを備え、当社100%子会社である住友化学ブラジル社が運営します。LARCの開設により、アグロソリューション事業の戦略地域である中南米を対象とした、精密かつ信頼性の高い評価試験の実施が可能となり、現地に最適な製品の開発が加速されます。また、当社がすでに研究開発拠点を持つ北半球と逆の季節である南半球に拠点を置くことで、最適な気候条件の地域を選び、効率的な屋外試験を実施することができます。

中南米の農薬市場は近年急速に成長し、現在、世界市場の約1/4を占めており、特にブラジルは米国を抜いて世界最大の市場です。また、同地域には、世界有数の農業国であるアルゼンチン、大規模なプランテーションを有する中米諸国もあり、新興国などの食糧需要の増加を背景に、農業生産、ひいては農薬等の農業関連資材市場のさらなる拡大が見込まれています。

LARCは、アグロソリューション関連だけでなく飼料添加物など他事業での活用も図っていきます。住友化学は、LARCの開設を契機に、中南米地域での事業拡大をこれまで以上に推進してまいります。

ラテン・アメリカ・リサーチ・センターの概要

住友化学ブラジル社の概要

社名	Sumitomo Chemical do Brasil Representacoes Limitada
所在地	ブラジル・サンパウロ州
設立	1975年6月
資本金	1205.9千ブラジルレアル（住友化学100％）
社長	グスタボ・ドス・レイス・バスケス（Gustavo dos Reis Vasques）
事業概要	中南米における農薬、家庭・防疫用殺虫剤および飼料添加物等の開発・普及・販売

以上

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