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「Sumika Sustainable Solutions」に5製品・技術を新たに認定～年間売上収益6,828億円に到達～

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「Sumika Sustainable Solutions」に5製品・技術を新たに認定
～年間売上収益6,828億円に到達～

2023年07月31日

住友化学は、このたび、今年で8年目となる持続可能な社会の実現に向けた取り組み「Sumika Sustainable Solutions（スミカ・サステナブル・ソリューション、以下SSS）」において、新たに5つの製品・技術を認定いたしました。これにより、認定製品・技術数は計71、売上収益は約6,828億円に到達し、全社売上収益に占める割合は24%まで拡大しました。

住友化学は、2016年から温暖化対策や環境負荷低減などに貢献する当社グループの製品・技術を複数の外部有識者による検証の上、SSSとして自社で認定する取り組みを行ってきました。今後のSSS売上収益目標は、中期経営計画最終年度の24年度までに7,000億円、30年度までに1兆2,000億円と設定しています。

今回認定された製品は、携帯電話基地局の消費電力低減に寄与する「高周波用途GaNエピタキシャルウエハ」、環境保全型農業の構築に資する「生物農薬（天敵昆虫）」、ならびに、デング熱等の感染症の発生・まん延防止に資する媒介害虫の防除資材「SumiLarv^® 2MR with WALS^®」などです。各製品・技術が「気候変動に具体的な対策を」といったSDGsの各目標に紐づけられ、それぞれの分野での貢献が期待されます。

なお、住友化学は23年6月、当社製品・技術のカーボンニュートラル（CN）に対する貢献度合いをより明確に示すための新指標「Science Based Contributions（以下、SBC）」を策定しました。SBCは、SSS認定品の中から、確実に温室効果ガス（GHG）排出量削減が見込まれる技術や最終製品を厳選した上で、それらの製品・技術の活用を通じて、社会でどの程度の量のGHGが削減されたかを定量的かつ科学的に算定、可視化するものです。22年度のSBCの実績は830万トンとなっています。当社はこのSBCを、ステークホルダーの皆さまへの積極的な情報開示の一指標として活用し、世界のCN実現に向けた取り組みを推進してまいります。

住友化学は、総合化学メーカーとしてこれまで培ってきた多様な技術を生かし、引き続きグループを挙げて、持続可能な社会の実現に貢献するソリューションの創出に取り組んでまいります。

ご参考

「Sumika Sustainable Solutions」に新たに認定された製品・技術一覧

ソリューション	●認定分野 ■特徴	SDGsへの貢献
高周波用途GaNエピタキシャルウエハ	●気候変動対応 ■大出力・高速の電子デバイスを支える化合物半導体、GaN（窒化ガリウム）。通信基地局における高周波信号増幅時の消費電力を低減。
液体シャワー除草剤用エコパウチ（レインボー薬品）	●気候変動対応、環境負荷低減 ■液体シャワー除草剤用の製品容器をプラスチックボトルからスタンドパウチに変更し、プラスチック廃棄重量と容積を削減。
ベニカナチュラルスプレー（住友化学園芸）	●気候変動対応、環境負荷低減、資源有効利用 ■天然由来成分を独自に配合した、チョウ目害虫へ卓効を示す新殺虫殺菌スプレー剤。天然由来成分のスプレーへ置換が進むことにより環境負荷を低減。
生物農薬【天敵昆虫】（住化テクノサービス）	●環境負荷低減、その他 ■日本国内の在来種を独自技術により増殖させ製品化した生物農薬。化学農薬による環境負荷の低減など環境保全型農業への転換に貢献。
SumiLarv^®2MR with WALS^® （Sumitomo Chemical Latin America）	●環境負荷低減、その他 ■当社が持つ複数のベクターコントロール製品（感染症媒介害虫の防除技術）を組み合わせることで、環境負荷を抑えつつ、デング熱等の発生・まん延防止に貢献。