「エコ・ファーストの約束」の進捗状況

エコ・ファーストの約束

2012年3月、住友化学は「エコ・ファーストの約束」の取り組みの進捗状況および成果を環境大臣に報告するとともに、「エコ・ファーストの約束(更新書)」を宣言しました。

(注)2016年11月に内容を更新し、2016年度からは、この更新後の内容で取り組みを行っている

  • エコ・ファーストの約束

「エコ・ファーストの約束」進捗状況

住友化学は2008年11月より環境省の「エコ・ファースト制度」に参画しています。化学企業のリーディングカンパニーとして法令遵守の徹底はもとより、レスポンシブル・ケア活動の一層の充実に努めながら、環境大臣と約束した「エコ・ファーストの約束」の達成を目指しています。

結果

○:順調 / ●:おおむね順調

化学物質管理とリスクコミュニケーション

製品の安全性再評価、リスク評価の実施

「LRI※1」への取り組み

  • 日本化学工業協会のLRI研究事業に、運営委員会の委員および研究戦略企画部会のメンバーとして積極的に参画し、研究推進を図りました。さらに、LRIとの連携も深いマイクロプラスチックタスクフォースにも参画して、意見具申を行っています。

情報公開およびコミュニケーションの充実

  • 住友化学レポート、サステナビリティ データブック、環境・安全レポート(全工場)、地域広報紙などの発行、HPでの情報公開、出前授業、インターンシップ、周辺地域の方々との対話などを実施しました。

環境負荷の低減につながる管理技術の開発・応用、安全で安心される排水処理の実現

工場から排出される多様なプロセス用水の評価方法の標準化、適切な排水処理方法の検討

  • 製造過程に伴い発生するプロセス排水などについて、各工場の排水の評価方法および処理方法の実態を踏まえ、評価方法の標準化の検討を終えました。手順書も整備のうえ、各工場での適用を進めています。

微生物叢解析、微生物固定化などの自社技術を活用した活性汚泥処理の高度化

  • 排水処理に使用している活性汚泥について、最新の機器による分子生物学的手法を用いた菌叢解析を行い、微生物群集構造データを得ました。これらのデータを用い、排水処理に関わる汚泥中の微生物群集の状態を把握することができるようになりました。また、これらのデータと活性汚泥処理の各種パラメータをデータマイニングすることで運転管理の高度化と処理性能の向上に取り組んできています。これらの成果の一例として、これまで焼却処理が唯一の処理方法であった難分解性物質を含む排水を、微生物固定化技術を利用した活性汚泥処理に適用し、安定した排水処理と処理コスト削減を実現しました。また、PCR(Polymerase Chain Reaction)を活用し、分解に寄与する微生物の管理方法を確立しました。今後も安全・安定に向けた課題の抽出・対応に取り組んでいきます。

持続可能な社会の実現に向けた貢献

Sumika Sustainable Solutions推進

地球温暖化対策や環境負荷低減に資する製品・技術等を社内認定する取り組みである“Sumika Sustainable Solutions”を推進しています。これまでに合計57製品・技術が認定され、これらの売上総額は4,633億円(2020年度連結)で、ライフサイクルを通じた温室効果ガスの削減貢献量※2は約6,200万トン(CO2換算、2020年度推定値)となりました。

エネルギー効率の改善

  • 2020年度エネルギー消費原単位は、2005年度比で15%改善、前年度比2.7%悪化しました。
    【目標:エネルギー消費原単位を2020年度までに2005年度比で15%改善(年平均1%改善)】
  • 2020年度エネルギー起源CO2排出原単位は、2005年度比で13%改善、前年度比2.2%悪化しました。
    【目標:エネルギー起源CO2排出原単位を2020年度までに2005年度比で15%改善(年平均1%改善)】

社内外のステークホルダーとの対話

  • 持続可能な社会の実現に向けた企業による貢献の重要性、当社の関連取り組みを社内外のステークホルダーへ説明し、対話を通じた相互理解を深めました。
  1. LRI(Long-range Research Initiative):
    化学物質が人の健康や環境に及ぼす影響に関する研究の長期的支援活動
  2. ⽇本化学⼯業協会、ICCAのガイドラインに基づき、2020年度に販売されると仮定した当該認定製品がライフサイクルを通じて温室効果ガス削減に貢献する量を推定したもの