化学物質の適正管理

第一種指定化学物質(PRTR法)やVOCについて、環境中への排出量の多少にかかわらず、環境リスク評価を行い、使用量削減および排出量削減の対策を講じています。

  1. 自主環境目標値の遵守
    工場の敷地境界や排水口最終出口において、それぞれ遵守すべき大気濃度、排水濃度を自主環境目標値として定め、その遵守に努めています。
    経済産業省が提供する「METI-LIS」を利用し、工場敷地境界の第一種指定化学物質(PRTR法)の大気拡散濃度をシミュレーションし、濃度削減に効果的な固定排出源の特定に利用しています。
  2. 大気排出量の削減(2020年度実績:総排出量(大気および水域)のうち大気排出量は約96%を占める)
    設備密閉化や運転方法改善などによる排出削減の取り組みはもとより、排ガスの「吸着・洗浄・冷却強化による回収」「焼却」「タンクのインナーフロートによる排出抑制」などの処分施策を追加で講じるなど、重点的かつ計画的に大気排出量の削減に取り組んでいます。
  3. 全社PRTR集計システムの運用
    当社独自の集計システムを用いて、物質ごとの排出量・移動量データの正確性、精度の向上を図っています。